野田聖子さんは1960年9月3日生まれの55歳。自由民主党所属の衆議院議員です。数々の大臣をつとめ活躍される政治家さんです。政治にうとい私なので、あまり野田さんについて知らなかったのですが、野田さんが50歳で高齢出産をしたというニュースには驚かされました・・・
野田聖子が高齢出産!体外受精?
野田聖子さんは44歳の時に自然妊娠が不可能と診断されたそうです。それから14回もの不妊治療をうけ、流産もしたそうです。14回の不妊治療!そして流産と言う事は一旦は妊娠したわけで、その喜びもつかのま、悲しい思いをされたのですね。

出典http://www.cinematoday.jp/
2010年5月野田さんはアメリカ・ネバダ州に渡り、卵子提供を受けて体外受精をしました。その手記を週刊新潮で公表して話題になりました。夫の木村文信さんの精子とアメリカ人女性の卵子で体外受精を行いました。費用の総額は約500万円との事。やはり高額ですね。
ちなみに日本では有償の卵子提供は認められていません。
無事妊娠して喜んだ野田さんにショックな事実が判明します。お腹の中の赤ちゃんに重大な障害があることがわかったのです。しかし、「どっちにしろ産むから」とその後の精密検査を拒否しました。
子供に障害が?
2011年1月6日、野田さんは50歳で、2154g重い障害のある男児を出産しました。帝王切開での出産後、子宮を摘出しました。
野田さんは、二人目や三人目を希望していましたが、子宮を摘出してしまっては、もはや望むべくも無いと泣いたそうです。
野田さんのお子さん「真輝君」には、たくさんの病名がつきました。臍帯ヘルニア、心臓疾患(極型ファロー四微症)は出産前からわかっていたのですが、 その後、気管軟化症、食道閉鎖症もある事がわかったのです。

出典 http://matome.naver.jp/
真輝くんは、生後11ヶ月にして、7回もの手術をしました。それは胃に栄養を送る為のチューブをつける手術、肝臓を体内に入れる手術、食道閉鎖症の手術、心臓の手術・・・その手術後呼吸停止になり、命の危険にもさらされました。一命は取り留めたものの、今度は脳梗塞を起こし、右半身麻痺になってしまいました。
自力での呼吸がおぼつかず、気管切開し人工呼吸器がつけられたため、声も失い、一時期は17本ものチューブがつけられたそうです。そんな姿を見るのもつらかったでしょうね。
出産に賛否両論?
真輝くんの妊娠、出産について世の中では賛否両論ありました。高齢出産でもあり、体内で障害が見つかり、出産後に子供も障害で苦労する事がわかっていたのに出産した事に多くの反論がありました。しかし、応援する声もありました。
かわいそうとかいろいろ言われているけど頑張っている真輝くんが幸せなら他人の意見とかどうでもいい。
子供を授かった経緯には絶対反対だか、生まれてこの世に誕生してしまった生命に対しては精一杯対処してあげないと、と思う。
その後も野田さんは政治活動をしながら、子育てもしている様子をアメブロに頻繁にアップされています。2015年の9月のブログでは真輝くんが保育園に初登園する日の様子も綴られていました。

出典 http://ameblo.jp/
また女性セブンの記事では、最近の様子が良くわかる知人の言葉もありました。
2年3か月にわたる入院生活を乗り越え、今は自宅で暮らしています。脳梗塞の後遺症の半身まひからも回復し、3才半で歩けるようにもなった。食事が胃ろうであったり不便なこともありますが、この9月、ようやく受け入れてくれる保育園も見つかりました。息子が登園する姿は今何よりも野田さんの背中を押す力になっていると思いますよ」(知人)
女性セブン http://www.news-postseven.com/archives/20150910_349742.html
ここまで良くなるまでには、人知れないご苦労があったでしょうね。でも、記事のとおり、半身まひから回復し、しかも歩けるようになるなんて本当に良かったです。その姿は、多くの人に希望を与えてくれた事でしょう。
だんなは?
野田聖子さんは、2001年に同じ自由民主党の鶴保庸介参院議員との事実婚を発表しますが、2007年に離別しました。別れた理由は不妊治療における意見の相違だったそうで、野田さんの妊娠に向ける熱意はその頃からずっと続いていたのですね。
現在のだんな様は、木村文信さん。当時韓国料理店のオーナーをされていました。
真輝くんを出産した後、事実婚だった木村さんと1月18日に婚姻し、木村さんが「野田」に改姓したことを2月のブログで発表していました。

出典 http://daily.2ch.net/
出産後、木村さんは韓国料理店を閉店する事にしました。理由は野田さんが家族の心配をせずに、国のために思い切り働けるようにと思い、真輝君と、介護が必要なお母さん二人の面倒を見ると申し出たそうです。
閉店時にはスタッフ一人ひとりに「申し訳ない」と頭を下げたそうで、とても誠実で心優しい男性ですね。野田さんも安心して政治のお仕事ができますね。
自宅は?
最初はマンションだったそうですが、後に引き払い新居にお引越しされました。都心の閑静な住宅街にある二階建ての一軒家だそうです。
専用テラス、暖炉もあり、各部屋が広く、入居時に相談すればバリアフリーにリフォームが可能だという事で、高齢の母の為にバリアフリーを充実させたそうです。家賃100万円との事。
真輝君専用のベッドや、病院にある機械の一部を部屋に入れるため広いスペースが必要だったので、約260㎡の4LDKでお部屋の広いこの物件はちょうどぴったりだったのでしょうね。
長い不妊治療、体外受精、お子さんの障害、数々の困難を乗り越え、今なお頑張っている野田聖子さん。政治の世界でも、断念はされましたが自民党総裁選への出馬が取り沙汰されたりと、ご自分のやりたい事、やるべき事にまい進する姿は多くの女性に希望を与えてくれていると思います。これからもますます活躍してほしいですね。